人が人をなんとか助けようとする姿に希望を感じる。死ぬために崖にやって来た人たちを死の淵から連れ戻し、共同生活し、奮闘し、奮闘し、奮闘し続ける藤藪さん(牧師)を見るとき、ふたたび生きることに向かう人たちの姿を見るとき、それを記録し続けた加瀬澤監督の眼差しに同化するとき、人と人がなんとかつながってゆく姿に胸が熱くなる希望を受け取る。どうしょうもなく大切なことを、真っ直ぐに突きつける映画です。
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